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年末年始のP2P

Published: 2010/01/27

少し前のことではあるが、観測データによるとダウンロード違法化後、winnyノードは約1〜2割、shareノードは約3割減ったことがわかる。それぞれのP2Pネットワークを網羅的に観測できているかどうか定かではないが、一定の観測を続けているためこの減少率はある程度実態を表しているものと思われる。なお、ノード数はIPアドレス、ポート番号の組で識別しており、他ノード情報やキー情報から収集している。

また、接続できなかったWinnyノードの比率が上がった。このこともダウンロード違法化による影響か、あるいは巷に言われるダミーキーの放流にともなうダミーノードが増加したことに起因するのではないだろうか。Nyzilla利用者が増えると、接続したWinnyのサイト(ノード)は、Nyzillaを他ノード情報として保持するかもと思い、その影響として接続できなかったWinnyノードの比率が上がるかもと思ったが、グラフから読み取れなかった。

2010/01/19未明からShareの観測データが収集できなくなっていた。保持していたIPアドレス、ポート番号の組のノードリストを調べてみると、おかしなことにポート番号が全て21番に。ダミーキーの放流によるダミーノード?のんびりしたDDoS?不正なFTPアクセスの隠れ蓑?などなど妄想は広がるが、それらのIPアドレスから逆引きを見る限り一般のユーザっぽく、国別に見ても日本がダントツ67%、ついで台湾17%、中国11%と特徴的な変化は現れていなかった。あらためてキー情報に含まれるポート番号には21に限らず80や443なんかもたまに観測されていた。ただのツールの動作がおかしかっただけかもしれないが。。。

by 32htd